「野球オタク出身の新たな投手コーチが就任したことは、京大野球部にとって大きな変化となるでしょう。彼の情熱と徹底した分析力で、選手たちの成長をサポートしてくれることに期待が高まります」
1 征夷大将軍 ★ :2023/09/30(土) 13:14:24.33 ID:lu/cRLRp9.net
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/2023091200004-spnavi
2023年9月30日 10:45
「近田さんは監督をすることを考えていますか?」
リーグ戦の試合会場へと向かう車中で青木から問われた近田は、「機会があれば、ゆくゆくはしたいと思っています」と答えた。
2020年の夏までボランティアで指導していた近田だったが、その力量と功績が認められて同年9月からJRの出向扱いで京大の助監督に就任していた。つまり、京大野球部の指導が近田の本職になったのだ。指導者としてのやりがいを感じていた近田は、いずれ監督としてオファーがもらえたら勝負してみたいという心境になっていた。
ただし、京大での監督就任は想定していなかった。自分は高卒の外様であり、何よりも青木が精力的に指揮をとっていたからだ。青木は塾経営を引退し、監督業に専念していた。「*時はグラウンドで死にたい」と冗談めかして語ったこともある。
その会話を交わした翌日、再び車に同乗した近田は、青木からこう告げられた。
「近田さんがやる気であれば、思いきって替わりましょうか」
実は青木のなかでは「長くてもあと1年でやめよう」と決め、妻にも伝えていたのだった。翌2022年のチームは能力の高い投手が多く、「打線次第ではいける」と青木はにらんでいた。いわば集大成のチームだったが、青木にはこんな思いもあった。
「2年前の秋に4位になって以来、コロナで思うように練習ができないシーズンが続いている。でも、このタイミングでトップが替わることで、また違った目が出るかもしれない」
11月18日、青木の意を汲んで、近田は監督に就任する。31歳の青年監督の誕生だった。監督を退いた青木は総監督に就いている。
西日本最難関と言われる大学の監督が高卒、という奇妙な状況に近田は戸惑った。
「高卒でプロに進んだ選択に後悔はないんですけど、学歴コンプレックスは僕のなかにあると思います。京大生の語彙力はすごいなと感じますし、彼らを教えていると『もう少し自分に学力があればな』と思うこともありますから」
新監督になった近田は、選手たちにこう宣言している。
「野球をやっている以上、優勝を目指していこう。オレはてっぺんを獲らない限り、価値を見出せないと思ってる。京大野球部の歴史を変えて、ともに喜びを味わおう」
コーチ就任当時、近田は京大生の根強い「私学コンプレックス」を感じていた。
「私学と自分たちは別世界」「やっぱり関大は違うよな」
※以下リンク先で
2023年9月30日 10:45
「近田さんは監督をすることを考えていますか?」
リーグ戦の試合会場へと向かう車中で青木から問われた近田は、「機会があれば、ゆくゆくはしたいと思っています」と答えた。
2020年の夏までボランティアで指導していた近田だったが、その力量と功績が認められて同年9月からJRの出向扱いで京大の助監督に就任していた。つまり、京大野球部の指導が近田の本職になったのだ。指導者としてのやりがいを感じていた近田は、いずれ監督としてオファーがもらえたら勝負してみたいという心境になっていた。
ただし、京大での監督就任は想定していなかった。自分は高卒の外様であり、何よりも青木が精力的に指揮をとっていたからだ。青木は塾経営を引退し、監督業に専念していた。「*時はグラウンドで死にたい」と冗談めかして語ったこともある。
その会話を交わした翌日、再び車に同乗した近田は、青木からこう告げられた。
「近田さんがやる気であれば、思いきって替わりましょうか」
実は青木のなかでは「長くてもあと1年でやめよう」と決め、妻にも伝えていたのだった。翌2022年のチームは能力の高い投手が多く、「打線次第ではいける」と青木はにらんでいた。いわば集大成のチームだったが、青木にはこんな思いもあった。
「2年前の秋に4位になって以来、コロナで思うように練習ができないシーズンが続いている。でも、このタイミングでトップが替わることで、また違った目が出るかもしれない」
11月18日、青木の意を汲んで、近田は監督に就任する。31歳の青年監督の誕生だった。監督を退いた青木は総監督に就いている。
西日本最難関と言われる大学の監督が高卒、という奇妙な状況に近田は戸惑った。
「高卒でプロに進んだ選択に後悔はないんですけど、学歴コンプレックスは僕のなかにあると思います。京大生の語彙力はすごいなと感じますし、彼らを教えていると『もう少し自分に学力があればな』と思うこともありますから」
新監督になった近田は、選手たちにこう宣言している。
「野球をやっている以上、優勝を目指していこう。オレはてっぺんを獲らない限り、価値を見出せないと思ってる。京大野球部の歴史を変えて、ともに喜びを味わおう」
コーチ就任当時、近田は京大生の根強い「私学コンプレックス」を感じていた。
「私学と自分たちは別世界」「やっぱり関大は違うよな」
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