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【プロ野球】「東8球団、西4球団」で練習試合案 6・19開幕を目指し移動リスク最小限に
6月19日を最短目標に6月中の開幕を目指すプロ野球で、オープン戦にあたる無観客の練習試合を首都圏8球団、関西圏4球団に分け実施するプランが浮上していることが15日、分かった。地域集中開催にすることで、移動のリスクを最小限に抑える目的。2軍はイースタン7球団、ウエスタン5球団に分かれているが、中日が首都圏へ移ることで地域ごとのチーム数が偶数となり、効率的に練習試合を組むことができる。
2球団は感染防止策を十分に講じた上で、徐々に強度を上げて全体練習への移行を見据えている。5月末までの8都道府県への緊急事態宣言解除を経て、早ければ6月2日からオープン戦にあたる練習試合を再開させる。最大の懸案である「移動のリスク」を最小限に抑えるため浮上したのが、首都圏に8球団、関西圏に4球団集めた地域開催プランだ。
地域区分は2軍ではイースタン7球団、ウエスタン5球団となっている。奇数同士で、少ない調整期間で効率的に試合が組めないのがネックだった。最も東寄りの中日が首都圏へ移ることで、その問題が解消される。本拠から通えない遠征チームは、期間中は滞在先宿舎と球場間のバスなどでの往復のみとなり、移動の回数とリスクは大幅に減る。
プロ野球は最短6月19日を目標に6月中の開幕を目指している。慎重に議論を進め、今月22日にも開幕日を決める方針。開幕直前の4日間は従来通り練習試合は組まず、調整に充てる可能性が高い。日本野球機構の井原敦事務局長は「練習試合の仮の日程は、今作成しているようです。もちろん開幕日が決まっていないから、最終的にはまだ決まっていないと思う」と説明。「開幕前数日空けるのは調整の問題なので。それを含んで練習試合の日程を組んでいると思う」と見解を示した。
仮に6・19を開幕日に設定できた場合、練習試合は6・2~14の期間が見込まれる。梅雨時季のため雨天中止のケースもあるが、各チーム10試合前後の実戦調整が可能となる。
移動のリスクを抑える地域集中開催は、開幕できた後の日程でも、首都圏にセ・リーグ、関西圏にパ・リーグを集める案など、柔軟に幅広く議論が重ねられている。宣言解除後も県をまたぐ移動は自粛が呼び掛けられている。何よりも安全第一のコンセプトの下、慎重に協議していく。
《ガイドライン既に70枚以上》○…日本野球機構は開幕日決定の日に備えて開催へのガイドライン作成を急いでいる。井原事務局長は「(対策連絡会議、12球団代表者会議のある)22日には、ほぼ仕上げたい。初稿が上がり、専門家の先生方と日々詰めているところ」と説明した。既にパワーポイントでA470枚以上の分量にのぼっているという。再流行に備え移動リスクを考慮した対策や、大量罹患(りかん)者が出た場合の対応なども盛り込まれる見込みだ。
スポニチアネックス 2020.5.16
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/05/16/kiji/20200515s00001173488000c.html
名球会、野手は47人なのに投手は16人、ピッチャーの入会条件が厳しすぎやしないか
新型コロナウイルスの影響でいまだ開幕の見通しが立たないプロ野球。開幕の延期は、選手の個人記録にも影響をもたらしている。
巨人の坂本勇人は、1968年に榎本喜八(当時東京)が達成した最年少2000安打(31歳7カ月16日)の記録を塗り替える可能性があったが、
7月に同年齢に達するため、更新は事実上不可能となった。
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日本のプロ野球では、野手が通算2000安打、投手は通算200勝、あるいは通算250セーブを記録すれば、名球会入りの資格が与えられる。
名球会は任意団体で、入会資格を満たしても、希望しなければ参加を拒否することができるが、超一流選手の証として一般的にも名誉ある記録とされている。
名球会の入会資格はMLBと合わせた日米合算記録でも認められているが、その場合は「NPBでの記録をスタート地点とする」という規定がある。
現在の名球会会員は63人で投手が16人、野手が47人と、野手の方が3倍近く多い人数となっている。
現役選手を見ると、野手では坂本の他にも、西武の栗山巧が残り175本で、あと2年レギュラークラスで現役を続けられれば2000安打に到達する可能性が高い。
最近10年を遡ってみても、10、14、19年を除く全ての年で17人もの名球会入り選手が誕生している。
その一方で投手は、最近10年間では10年に岩瀬仁紀(当時中日)が通算250セーブ、16年に黒田博樹(当時広島)が日米通算200勝を達成したのみで、名球会入りしたのはわずか2人。
今季、開幕すれば達成の可能性がありそうな選手は、現在243セーブの藤川球児と、日本のみで234セーブを記録しているサファテの2人の救援投手ぐらいだ。
先発投手では、日米通算174勝の田中将大(ヤンキース)が名球会にもっとも近い存在で、その下が石川雅規(ヤクルト)が日本通算171勝。
岩隈久志(巨人)と松坂大輔(西武)がいずれも日米通算170勝となっているが、年齢や近年の成績を考慮すると、この2人の達成は厳しい状況だ。
現状では、野手は今後も名球会会員が増えそうだが、投手の場合は条件的にかなり険しい道となっている。特に日本球界のみで200勝を達成する先発投手は、もう現れないのではないかという声も多い。
現役時代に広島で先発、リリーフとして通算707試合に登板し、148勝100敗138セーブを記録した大野豊氏が、投手の名球会入りの難しさを解説する。
「昔に比べてシーズンの試合数が増え、打席数も増えた上に、選手寿命も延びて長い年数レギュラーを維持できる選手が多くなったことで、2000安打は大変な数字ではあるが、達成できる可能性は高くなっている。
坂本のように、これからも日本だけの数字で名球会入りする選手もいると思う。
逆に投手は分業制が浸透し、先発投手は中6日の登板が基本で、完投数も減っている。年間の登板数も、近年は30試合に達する選手が皆無に近い。
さらに言えば、高いレベルで、何年も続けて安定した成績を残せる選手が少なくなっている。
200勝となると単純計算でも20勝を10年やってようやく到達する数字だが、現在では20勝投手は稀少な存在であり、投手の方が厳しい状態になっていることは間違いない」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200515-00628635-shincho-base
5/15(金) 11:15配信
【朗報】プロ野球の客入れ、200人以下ならOKと判明
政府は14日、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を39県で解除するのに合わせ、解除地域でのイベント開催に関し、屋外では200人以下、屋内では100人以下の規模は容認するとの基準を発表した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200514-OYT1T50260/
反骨の165勝右腕、37歳のテスト生での再出発《西本聖・最後の1年》
反骨の165勝右腕、37歳のテスト生での再出発【西本聖・最後の1年】(ベースボールキング) - Yahoo!ニュース 反骨の165勝右腕、37歳のテスト生での再出発【西本聖・最後の1年】(ベースボールキング) Yahoo!ニュース (出典:Yahoo!ニュース) |
◆『男たちの挽歌』第18幕:西本聖
「歳はとるものじゃない。“食う”もの。つまり“食べちゃう”んだ」
【画像】西本聖の主要成績一覧
現役晩年の長嶋茂雄はそう言ったが、そのミスターに育てられたある投手も野球に対するハングリーさでは誰にも負けていなかった。まだこんなもんじゃない、まだ終わらない。わずか4勝に終わった32歳のベテランが、翌年に移籍先で20勝投手に。かつて、トレードをきっかけにそんな劇的な復活を遂げた男がいた。1989年(平成元年)の西本聖である。
巨人では通算126勝を挙げ、81年には18勝で沢村賞と日本シリーズMVPにも輝いた右腕は、88年オフに中尾孝義、加茂川重治との交換トレードで星野仙一監督率いる中日へ移籍する。
当時の西本は80年から交互に開幕投手を務めていたライバル江川卓の引退、皆川睦雄投手コーチとの確執(球団批判で罰金200万円が科せられた)、さらに桑田真澄、槙原寛己、斎藤雅樹ら20代前半から中盤の若く勢いのある投手の台頭もあり、巨人に居場所はなくなりつつあった。王貞治監督が退任後、復帰した藤田元司監督はチームの世代交代を押し進めようとしていたのである。
◆ ストロング・スタイルの申し子
西本は74年の第一次長嶋政権発足時に松山商からドラフト外で巨人入り。大学で内野手に転向して再出発と思っていたら、まさかのジャイアンツからの誘いだった。
左足を頭より高く上げる星飛雄馬ばりのダイナミックな投球フォームで、同期のドラ1定岡正二を強烈にライバル視。自分は契約金800万円に背番号58、サダ坊は契約金3000万円にエース級の背番号20だ。ちきしょう、いつか必ず追いついてやるぞと反骨の男・西本はガムシャラに成り上がる。
3年目には一軍で8勝を挙げ定岡の先をいき、今度は“空白の1日”騒動で入団してきた怪物・江川に追いつき追い越せと野球人生を送ることになる。当時、巨人のチーム全体が背番号30に対して微妙な距離感を取っていた。定岡や西本も同世代の怪物投手をなんて呼ぶのかを話し合ったという。
年齢は江川がひとつ上だが、プロでは自分達が先輩。結果、落としどころは「スグルちゃん」。西本は江川のキャッチボール相手まで務めることになるが、しばらくはスグルちゃんを追いかける一方的な片思いだった。どんなに「打たれろ、負けろ」と念じても、涼しい顔で瞬く間にエースの座に登り詰めた天才投手・江川卓に勝つには猛練習しかない。
少しでも長い距離を走ろうとランニングでは常にコースの外側を走り、内野手のノックが下半身強化に良さそうだと思えばコーチに自分にもやってくれと願い出る。グアムキャンプではひとり浜辺でダッシュする姿が激写されたこともある。貪欲だが、それを目立ちたがり屋だと煙たがる同僚もいた。
記者投票で江川が敬遠され転がり込んだ沢村賞には、チーム内から祝福の声はほとんどなかったという。皆川コーチと衝突した際は、ゴルフでの和解劇も空振りに終わり、周囲から「ニシ、もっと大人になれよ」と諭されたこともある。
そう、ストロング・スタイルの申し子・西本はガ*だった。
『ベースボールマガジン』2017年6月号の定岡との対談では、最近の球界について「仲良し軍団になったよね。WBCでみんなで日の丸背負った影響もあるけど、普段の試合で、ツーベースを打った選手がセカンドを守っている選手に「ナイスバッティング」と言われて笑ってる。ああいうのは、お金を出して真剣勝負を見に来ているファンの方に失礼じゃないかな」と苦言を呈している。
5/14(木) 11:00 Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2
(出典 i.imgur.com)
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