東洋経済ONLINE04/11 17:00 川村卓 筑波大学体育系准教授
https://toyokeizai.net/articles/-/421728
「送りバントは有効な戦術なのか?」とは、よく聞かれる質問です。まず「送りバントは無死1塁でどのくらい戦法として使われているのか?」ということから調べてみました。2016~2017年の甲子園大会129試合のデータを調べると、無死1塁で送りバントという戦法を選んだのは50.2%でした。
私の印象では「まだ結構使っているな」という感じです。しかしほぼ10年前の2005~2007年の甲子園大会160試合のデータを調べると、無死1塁で送りバントという戦法を選んだのは68.9%にも及びます(拙著『甲子園戦法セオリーのウソとホント』)。10年前までは「無死で走者が1塁に出れば送りバント」と考えてよかったのですね。それが10年間で約20%も減少したことになります。
■「送りバント」はデータから見ても有効な手段ではない
この10年間、高校野球では「打高投低」が進んでいます。その証拠に2007年夏の甲子園大会の本塁打数は24本、2008年は48本、2009年は35本だったのに対し、10年後の2017年には68本、2018年は51本、2019年は48本となっています。大会によって差はありますが、増加傾向に転じているのです。
打高投低が進んでいる現代の野球に於て、送りバントは1死を与えるもったいない戦法と言えます。野球の世界には、データを統計学的見地から評価し戦略を考える分析手法としてセイバー・メトリクスというものがあります。その研究によると、送りバントで1死を与えることで、得点期待値が0.90から0.77へ減少することが分かっています(高校野球の場合)。このデータから考えても、送りバントは有効な手段ではないと言えます。
この結論は高校野球だけでなく、プロ野球でも同様です。2014~2018年のデータでは、無死1塁から1死2塁になることで、得点期待値は0.80から0.64に減少します。このことを考えても、送りバントは有効ではないと考えられます(『セイバーメトリクス入門』)。しかし日本の野球では、依然として送りバントを使う傾向にあります。なぜでしょうか?
■それでも使われるのは野球の「得点の仕方」にある
ここまでで、無死1塁での送りバントは有効ではないことを、得点期待値から明らかにしました。それでも日本の野球ではいまだ送りバントが使われる傾向にあります。私も現役の筑波大学硬式野球部の監督ですが、送りバントはよく使います。ここでは送りバントについてもう少し深掘りして、有用性について述べていきたいと思います。まず、そもそも「野球の得点」について考えてみましょう。野球では、1イニングのうちに3死取られる前に、走者が1塁→2塁→3塁→本塁と踏むことによって「1点」が得られます。「そんなこと分かっているよ」と言われそうですが、球技によってこの「得点の仕方」には特徴があります。
たとえば、サッカーやラグビーのように、ボールをゴールや陣地に運ぶことによって得点する「ゴール型」や、バレーボールやテニスのように相手とネットを挟んで対面し、相手コートにボールを打ち込むことによって得点となる「ネット型」があります。実は球技における得点の仕方は、大体この2つに分類されてしまいます。
ところが、野球は人が得点となる「ベースボール型」です。これは珍しい部類に入り、その特性をつかんで競技をする必要があります。野球の得点の仕方がベースボール型であることを、私はよく「すごろく」にたとえます。すごろくは「ゴールにより近いところにいたほうが有利」です。1塁より2塁、2塁より3塁にいたほうが、次のサイコロの一投でゴールである本塁にたどり着く確率が高くなります。そのため、野球の監督は「送りバントを用いて走者を進めておいたほうがよい」と考えるのです。では、送りバントの成功率はどのくらいでしょうか?では、送りバントの成功率はどのくらいでしょうか??送りバントの得意・不得意もあり、「何をもって成功とするのか」も難しいのですが、基本的には狙いどおり「送りバントをして、1塁ランナーが2塁に進んだケース」を成功と考えます。
また「送りバントをしたところ、守備がエラーをして1・2塁になったケース」といったものも含みます。とにかく「送りバントをすることで、その目的を果たした。もしくは目的以上に達した」という結果を成功と考えると、その確率はだいたい80%くらいになります。私も、毎年の自チームの送りバントの成功率を出していたことがあります。成功率が70%を切ってしまう打者もいましたが概ね80%程度の成功率でした。
(長文のため以下リンク先で)
★1:4/11(日) 19:53
【野球】科学的に見て「送りバント」は有効な戦術なのか、1死を与える「もったいない戦法」?
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1618138398/
全シチュエーションでの平均値を取ったら
有効ではないと思うけど
全く打てないけどバントは得意な投手や捕手が
打席に立てば有効だったりするんじゃないの?
>>5
少なくとも打席が多く回ってくる2番にそのレベルの選手を置くメリットはゼロ
>>9
それも1番打者の性質や投手の出来による
>>12
3割近く打てるいい打者にバントさせるのはただの自殺行為
>>9
そこをもうひとつ突っ込んで考えると
場合によっては効果あるとしても
その限られたケースのためにバント練習をするより
他の練習した方が効率的かもしれない
もう答えでてるし
序盤でやるのはあほ
終盤の競った場面でやるのは有効
野球は大量得点を取って勝つ事が第一
その次に僅差で勝つ
>>6
完全にその通りです
(※明石商業除く)
>>6
いやいやw
科学的データによると終盤の競った場面でやっても有効ちゃうやろが
そもそも得点期待率下がる時点でまったく序盤だろうが中盤だろうが終盤だろうがまったく有効じゃあない
相手投手の状況による
1点取るのに四苦八苦しそうなエース級ならバンドもあり
コントロールが不安定の裏ローテクラスの投手なら様子見でいい
>>17
バントするとその1点を取る確率も低くなるって話だが
送りバントの成功率ってどれほどのもんなの
>>18
1塁で80%
2塁で90%
1, 2塁で65%
>>22
そんなの打者と投手によって全然違うぞw
>>31
そんなん当然のことだが何がそんなにおかしいんだ?
>>39
いやそれは俺のセリフなんだがw
どこでググったか知らんがなんでそんな意味のない数字を書いてるのか
>>43
成功率がどれくらいかという問いに対して平均的にはこれくらいという回答なのだが
何がそんなにおかしいんだ?
>>22
バント成功率80%なら、3割打者よりも進塁打になるね。やっぱり有効だな
ヒルマン「日本アメリカ韓国で監督をやったが日本人にとって送りバントは精神安定剤であり無くすことは出来なかった」
>>27
これなんだろうな。
日本野球に置ける送りバントは自己犠牲などという精神ではなく責任逃れの免罪符として選手に好まれてるだけ
>>30
選手は好んでないよ
バントはホームランが事故並に少ない頃のアメリカで生まれた戦法
V9巨人のお手本は、広い球場で投手王国で貧打のドジャースの戦法で、
バントやエンドランなどを多用するスモールベースボール
>>45
残念だがV9時代はバントは非常に少ないんだよ
>>52
その後と比べればな
玉木が力説していたが
高校野球の場合、無死1塁では得点確率が45.9%だったのに対して、1死2塁では47.5%となっています。若干ではありますが、得点確率が向上しています。
そして送りバントに成功率はおよそ8割
有用じゃん
>>55
送りバントのリスクリターンが釣り合う成功率は統計的には約94%だぞ
でも一塁にランナーがいて
次のバッターが京田だったらバッティングして欲しいか?
自分はバントをお願いしたい
>>64
足の早い選手なら尚更バッティングで出塁したほうがいい
>>64
足の速い左ならゲッツーの可能性低いからランナーの後ろに打たせたいが
やたら三振したりポップフライ上げる人は難しいな
2番打者最強説もあるよw
ヤクルトは2番に首位打者を置いて優勝したw
>>91
何を今さら
そんなの今じゃ常識でむしろ遅れてる見かた
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